2歳3歳のこども音楽レッスン ーぐずり、おふざけ、拒否、どうする?ー

  • 2017.05.10 Wednesday
  • 22:49
_音楽ノート___ピアノ、歌、ソルフェージュなど、みなさんの疑問にお答えするノート


♫2歳3歳のこども音楽レッスン ーぐずり、おふざけ、拒否、どうする?ー

本日はリトミックレッスンのお悩みにお応えしたいと思います。

2歳、3歳の子どもがなかなか言うことをきかず、レッスンを受けるのが不安!

該当年齢のお子さまの親御さんなら、
「うまくできるか、いい子にしていられるか」という不安、ありますよね。

リトミック、ピアノ導入レッスンも、最初から全てうまくいくわけではありません。

最初からうまくいくくらいなら、リトミックレッスンは不要!
(その場合は早速、リズムや音感訓練も交えた本格的なピアノレッスンに入ります)
一緒に成長するためのレッスンなのですから、うまくいかないことがあって当然です。

◆◆◆お悩み1:ぐずり

ママに甘えたくて、ぐずってしまう。

ママのそばにいなくても全然平気なお子さまもいれば、
ママから離れることに強い抵抗を感じるお子さまもいます。

初めてのレッスンは、不安で当たり前。
お子さまがママに甘えたいときには、ママも見学者にならず、一緒に活動しましょう。

最初から、1人で座って先生と1対1で頑張りなさい、というのはハードルが高いお話。

「1人で頑張らなくてはだめ!」ではなく、
「大好きなママと一緒に楽しく音楽する時間」から始めればいいのです。


存分にママのお膝の上で甘えながらレッスンを受けた子は、

早ければ3回目のレッスンで、
「きょうは こっちに すわる!」 といって1人で立派に座れるようになります。

その中でも、初めての活動が出てくればやはり不安になってママのお膝に戻ることだってある。
それでいいんです。

最初に突き放さず、不安に寄り添って一緒に活動して行くうちに、
初めての活動に出会っても、

「これは なに? つぎは どうするの? これは どうやってつかうの?」

と、ワクワクしながらどんどん積極的に!

気をつけていただきたいのは、
お子さまがぐずってしまったときほど、
「しっかりしなさい!」と叱ってしまうこと。

2歳3歳のリトミックでは、ママにもチームの一員としてレッスンを受けていただきます。
「しっかりしなさい!」ではなく、「一緒にやってみよう!」と声かけしてください。



◆◆◆お悩み2:おふざけ

一方、ママから離れて積極的に頑張れるお子さまの場合、今度は「おふざけ」してしまう場合もあります。

おふざけさんにも大きく分けて2つのタイプがあります。

一つは、
一生懸命頑張ってうまくいかなかったときに恥ずかしい、真剣になるのは照れくさい、という
道化タイプのおふざけさん。

もう一つは
あれもこれも色々試してみたい、触ってみたい、見てみたい!
先生の言うやり方も分かったけれど、これってこうしてみてもおもしろそう!!という
好奇心旺盛タイプのおふざけさん。

の2つです。

おふざけ傾向のある子どもたちは社交性が豊かで、いつも楽しいお話をたくさん聞かせてくれます。

「きょうは、せんせいに これを みせる!!」といって工作した物やかわいいお洋服を見せてくれたり、
「せんせいに ほうこくしたい!!」と、休みの間の出来事や、先のスペシャルなイベントのことをお話ししてくれます。

それらはレッスンに関係のないことなので、親御さんによっては
「今、そのお話をする時間ではないから、先生のお話をちゃんと聞きなさい!」と
お叱りになる場合もあります。

もちろん、正しいお叱りです。このお叱りで気持ちを切り替えられる子もいますので、
先生からも、今はレッスンの時間、ということを注意して、
「レッスン終わってから今のお話、また続きを聴かせてね!」と対応します。

一方で、どうしても気持ちがおさまらないお子さまももちろんいます。
「先生に、これを見せる!この話をする!」ということを楽しみにレッスンに来てくれる子なんです。
子どもたちはまだ、音楽が好き、とか、レッスンが好き、という動機ではありません。
それでもレッスンを頑張れるのは、先生との関係が良好で、そこに楽しみがあるから。

私は子どもたちのやる気の芽を摘みたくありませんので、子どもたちからのお話に向き合いたいです。
そうして信頼関係が出来てくると、音楽に関連する話が増えてきて、レッスンからの脱線が減ってきます。
コミュニケーションが十分に取れることで、お子さまのコンディションも分かり、より最適なレッスンを展開することが出来ます。

心配せずに見守ってあげて大丈夫。
遮らず、気が済めば、きちんと集中してレッスンを頑張れます。
そして、信頼関係が出来ると、ピシャッと叱っても、子どもたちはしっかりついてきてくれます。

前述の2つのタイプに話を戻します。

道化タイプのお子さまは自尊心、プライドをしっかり持っているので、
最初から完璧を求めず、「挑戦したことを認めてあげる」ことが大切です。

好奇心旺盛タイプのお子さまは、アイディア豊かで音楽向き!将来有望です。
少し脱線しても、色々試してみた結果、「先生の言った通りにするのが一番うまく行く」と解れば、
そこからグーンと成長します。
ただし、「気が散る」ということと「好奇心旺盛」とは紙一重。
集中力に欠けてだらけてしまっているときには、「今は○○する時間」と軌道修正もします。


◆◆◆お悩み3:拒否

歌う、身体を動かす、リズムをたたく、ピアノを弾く、先生の質問に答える、など、
やってみよう!という活動に対して、うまく反応出来ないことも、当然あります。

そのときに、「やりたくない!」と言える子は、自分の気持ちを言葉にできるしっかりさん。
なぜやりたくないのか、言葉で確認しながら代替案を出したり、
ただ先生に甘えてしまっているときには少しの間気合いを入れて頑張ってみたりします。
(この時間は、子どもたちの心がぐんぐん強くなる宝物のような時間です)

同じ甘えるでも、ママから離れられずママに甘えてしまう場合は、
お悩み1:ぐずり と同じケースです。
初めてのレッスン、初めての活動、慣れるまでは不安で当たり前。
「甘やかしかな?」と心配せず、心も身体もどうぞたくさん寄り添ってください。
その代わり、本当はもう出来るのに甘えてしまっているときには、
先生から喝が入りますよ!

レッスンまでの間、
「レッスン楽しみだね」「今日はおっきなピアノ弾けるから嬉しいね!」
「今日の新しいお歌、なんだろう?早く歌いたいね!」など
ポジティブな声かけをたくさんしていただきたいと思います。
特に未就学児でレッスン開始から日が浅い場合は、
「今日こそはしっかりしなさい!」という言葉掛けは気をつけてください。
萎縮を招いてしまい、挑戦する勇気を持てない場合があります。

レッスンに慣れてきたのに気持ちが足りなくて頑張れないときには
ご家庭の方針に合わせて、「しっかりやりなさい!」もOKです。

少し話が脱線しますが…

芸事にはしっかり取り組み、甘えを断ち切り、強い心と強い身体を育む、
という強い意志をお持ちの親御さんであれば、レッスンに対して厳しく臨んでいただいて構いません。
(卓球の福原愛ちゃんが3歳で泣きながらラケットを握って頑張ったのと同じですね)
ただし、親御さんに「まだ3歳なのにこれは難しいかな…」と少しでも迷いがある場合は、
厳しくしても、子どもに見抜かれてしまい、弱さからくる甘えを許してしまいます。
「始めたことはやり通せるようサポートする」、という強い信念をお持ちの親御さんの場合、
私自身もそのご家庭とお子さまの潜在能力を100%信じて、ハイレベルなレッスンを展開してゆきます。
ただし、ママや先生に叱られる恐怖を動機にしてレッスンを頑張るのはやっぱり寂しいです。
「楽しい!」「好き!」の気持ちを育むのも、音楽教師の役割だと思っています。


さて、話を戻します。

レッスンでの活動でうまく反応出来ず黙ってしまったり、固まってしまう理由として、
ここでもまた、おふざけの事例と同様に、
失敗したらどうしよう、失敗したら恥ずかしい、という自尊心が挙げられます。
3歳でもプライドがあります。
よくわからないこと、出来ないことに挑戦するには、大人だって、勇気が必要。
失敗して変になっちゃったらどうしよう、説明を聞いたけどまだよくわからなくてどうしよう…
その気持ちは3歳でも同じです。

子どもながらに、「間違っていたら恥ずかしくて嫌だな」と
大人からの質問に黙り込んでしまって、自分の回答を飲み込んだ記憶、私にもあります。

そんなときには、「やりなさい!」と叱られても、どんどん萎縮してしまいますので、
黙ったまま、止まったままで良いので、代わりにたくさん先生のお手本を観察します。

「先生の演奏を聴いてみよう」「あの音が素敵だったね」「リズムが楽しかったね」
「先生の手、こんな風に動いていたね!」と、観察結果を一緒にお話ししましょう。

観察して、真似っこ出来そうと思えば、少しずつ一緒に活動出来ます。
そして、少しずつ、失敗することに慣れて行きましょう。

レッスンは、たくさんの失敗を先生に見せるためのものなんです。
ですから、レッスン時、お子さまに対して完璧を求めないでください。
失敗をたくさんさらけ出して、その失敗を一緒に乗り越え、解決することがレッスンの目的です。
レッスンで最初から上手に出来るなら、レッスンは必要ないですよね。

出来たとか、上手くいかなかったとか、結果ではなく、挑戦出来たことを認めてあげてください。

照れ屋さんでも恥ずかしがり屋さんでも、レッスンの時間に心を解放して自分らしく過ごせるように、
時間をかけることを恐れないでください。

レッスン初期、お教室では固まってしまってお歌の声が出なかった子でも、
お家に帰って1人ご機嫌でその日習った歌を歌う、なんてこともよく聴きます(笑)
もちろん個人差はありますが、3ヶ月くらいで、お教室でも別人のように元気な声を聞かせてくれることが多いです。


長くなりましたが、最後にありきたりな文言で締めます。
子どもたちを信じて、待ち、続けることが大切ですね!


2歳、3歳のお子さまレッスンに関するノート、お読みくださってありがとうございました。

4歳以上はまた少しお悩みの傾向が変わってくるかなと思うので、参考にならないかもしれません。
また、該当年齢であっても、お子さま一人一人、誰1人として型に当てはめることは出来ません。
レッスンを検討されている方、既に習い始めている方、
個別に音楽レッスンに関するお悩み相談受け付けますので、お気軽にお問い合わせください。

******************************

miavoce音楽教室(東京都中野・杉並)ホームページはこちら
定休日なし 10:00-22:00  
中央線高円寺駅徒歩7分、中野駅徒歩11分、丸ノ内線東高円寺駅徒歩9分


♪声楽レッスン(初級〜プロ)
♪ソルフェージュレッスン(お子様から専門家まで)
♪リトミックレッスン(2歳から)
♪ピアノレッスン(導入から中級まで、年齢制限なし)
♪アンサンブルレッスン
******************************
コメント
コメントする








    

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM